サンウェルズ（金沢市）は2025年12月1日、苗代亮達代表取締役社長が業務用に契約していた運転代行サービスを私的利用した疑いが発覚したと発表した。
苗代社長は私的利用分の経費1600万円と調査費用4000万円を自主的に返還したいと申し出ているらしい。
調査報告書によれば、私的利用は苗代社長が旅行に同行させた運転手の宿泊代がサンウェルズに届いていたことから発覚した。
そこで他の事例がないか調べたところ、友人との会食や家族の送迎、花火大会などの私的目的でも使っていた疑いが判明したという。
サンウェルズは再発防止策として、意識改革や会社負担による運転代行サービスの解約などで対応するという。
また、苗代社長を月額役員報酬の50％減額（6か月）、上野英一取締役を月額役員報酬の10％減額（2か月）とする処分も発表した。
サンウェルズについては、1年前に診療報酬の不正請求問題が発覚している。苗代社長は後任が決まり次第、社長を退任する意向を示しているらしい。
それにしても「自主的に返還」って便利な言葉ですね。悪いことが発覚し、それに伴う処分まで公表されてるというのに「自主的」とは……。
