幼い頃、世界地図を眺めてロシアの巨大さに驚いた。のちにメルカトル図法だと北極や南極に近いエリアほど実際より大きく表示されると学んだが、いざ大人になってロシアを訪れると、今度は肌感覚としての広大さに驚いた。
「大きさ」「広さ」なんて、分かっているようでいて意外と分からない。そこで、北陸3県の各市町村の面積(単位はk㎡)と人口密度をランキングにし、面積は虫食いクイズにしてみた。
データは2025年10月1日時点で、今回も「都道府県市区町村」というウェブサイトの情報を活用させてもらった。前回の市町村別人口ランキングに関する記事とともにお読みいただけると嬉しい。
↓前回の記事は以下から↓
市町村別の面積ランキング
【Q】富山県

【Q】石川県

【Q】福井県



【A】富山県

【A】石川県

【A】福井県

北陸3県統合版

こうして見ると、2005(平成17)年4月1日に、旧富山市・大沢野町・大山町・八尾町・婦中町・山田村・細入村が合併した現富山市の広大さが目立つ。北陸で最も大きな富山市は、最も小さな舟橋村の約350倍もある。
市町村別の人口密度ランキング
この記事を書くに当たり、いろいろと数字を見比べていて最も興味深く感じたのが人口密度のランキングだった。すでに人口ランキングと面積ランキングを公表したので、人口密度はクイズ形式にせずランキングのみ掲載する。




野々市市がダントツ。野々市市や内灘町、舟橋村あたりは県庁所在都市に隣接したベッドタウン的な性格で、山間部がないという条件がよく似ている。
上位だと金沢市、能美市あたりにはそれなりに山間部もあると思うが、市全体の密度が上位にランクインするのは、それだけ平地の密集度が高いということか。
人口はともかく、面積や人口密度を自治体ごとに比べる機会はめったにないだろう。今回の記事が皆さまにとって何らかの気付きを得るきっかけになれば幸いです。

