2026年は宇宙人元年になる⁉
金沢市の三谷産業金沢本社で開かれた「三谷情報フェア2025WINTER」で、ミステリーマガジン「月刊ムー」の三上丈晴編集長が登壇して「2026年あたり、アメリカが宇宙人の存在を認めるのではないか」と予想した。
今回の三谷情報フェアは「惑星ミタニ宇宙人会議」と銘打ち、社屋の正面玄関やエントランスに宇宙や宇宙船を思わせる装飾を施した。その中で三上氏は30周年を迎える「宇宙科学博物館 コスモアイル羽咋」の仕掛け人である高野誠鮮氏と対談した。


三上氏によれば、アメリカが2021年から「UFO(未確認飛行物体)」の呼称を、現象そのものに焦点を当てた「UAP(未確認異常現象)」に移行している。これまでに三上氏が行ったロズウェル事件の関係者や宇宙飛行士たちへの取材からすると、宇宙人が存在すること自体は確かで、飛行物体というよりも操縦する知的生命体に注目が集まっている。
近付くアトラス彗星
その上で、恒星間天体「3I/ATLAS」(アトラス彗星)が2025年12月19日に地球へ最接近すると紹介。この彗星に関し、ハーバード大学の博士は「あれは彗星ではなく宇宙船だ」と主張しており、反論が寄せられても持論を曲げていないという。

また、アメリカでは第一次トランプ政権が「宇宙軍」を創設し、日本でも防衛省が宇宙作戦群を設置したことを例示。「宇宙を意識した組織づくりがいよいよ本格化している」
こうした一連の流れの中で、2025年末に「彗星or宇宙船」が地球に接近してくる。三上氏は「いよいよ『第2の黒船』が公然と姿を現す日は近づいている」と話した。
高野氏はかつて月の裏側を克明に捉えた写真を見た際、構造物や遺跡が写り込んでいたと語った。さらに、宇宙人は5万年前から地球にやってきていて、米軍のテキストには複数種類のエイリアンが地球へ来たという記述があると紹介した。

宇宙人の存在が認められれば、世界には少なからず混乱・困惑が生じるはず。この点、高野氏はキリスト教では人類より高度な文明を持つ生命体を認めにくいが、仏教は至るところに生命体がいると説くため「日本人は(宇宙人を)受け入れやすいのではないか」と述べた。
「本物」にこだわったコスモアイル羽咋
さて、高野氏は対談の中で、30周年を迎えるコスモアイル羽咋の創設期も振り返った。
特にこだわったのは、展示品が「本物」であること。それは「本物は置いた瞬間から価値が出て、偽物は置いたら価値がなくなる」という考えからだったという。

だからと言って、本物の展示品なんて、そう簡単には集められない。
高野氏は宇宙飛行士の自宅を訪れ、コスモアイル羽咋に展示する意義を訴えて口説き落とした。また、NASA(アメリカ航空宇宙局)の知人を頼り、100年間にわたって無償で借りる契約を結ぶことにも成功したという。
そういえば、筆者は先日、金沢市の教育プラザ富樫に展示中の「月の石」を見た。子どもの拳くらいの小さな石だったはずだが、本物と聞くと立派で厳かな感じがしたものだ。フェイクで飾り立てるのは簡単だが、やはり本物には本物にしか出せない雰囲気があると思う。
情報フェアはWEB展示も実施中
三谷情報フェアは年2回の開催で、今回が64回目となる。
金沢本社1階では各種の講演があり、協力会社・取引先がAIや衛星データなどを活用した最新のソリューションをブース展示している。11日はIT関係の講師や「なかやまきんに君」が登壇した。最終日の12日は「MITANI Business Contest 2025」の最終選考会も予定されている。
会場へ足を運べない人に向けては、フェア終了後もWEB展示コーナーで53本の動画が公開されているので、いつでもどこでも視聴できる。
もっとも、12月19日以降も人類が生き残っていれば、の話だが……。

