金沢地方裁判所は2022年10月24日午後3時、新電力の石川電力(金沢市)の破産手続きの開始を決定した。11月1日付の北國新聞夕刊が手宇井国データバンクの情報として報じたところによると、負債総額は1億8,400万円らしい。
石川電力は電力小売りの自由化に伴い、いわゆる「新電力」として2016年に設立した。
北國新聞の夕刊によると、2020年12月期の売上高は3億円を超え、黒字化に成功していた。ただ、自前の発電所を持たないことから、電力の取引市場からの調達価格の高騰に対応できず、直近は赤字経営が続いていた。
そこで、2022年8月末に電気供給サービスを終了し、9月末に事業を停止していたらしい。