サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は2022年11月27日19時、日本×コスタリカ戦がキックオフされる。
1戦目で劇的勝利を飾ったことで予選リーグ突破の可能性が高まっているが、サッカーになじみのない方には、何がどうなれば日本が決勝トーナメントに進めるのか分かりにくいかも知れない。ということで今後の流れを整理してみた。
まず、日本(FIFAランキング24位)が予選リーグで戦うのは、スペイン(7位)、ドイツ(11位)、コスタリカ(31位)。コスタリカのみ格下という力関係である。
第1試合終了時の状況は、こうだ。
現状、次戦が格下相手という日本が最も有利な立場にいるとも言える。
目次
コスタリカ戦 27日19時~、スペイン戦 12日4時~
コスタリカ戦に勝利なら、ほぼ決勝Tへ
まず、日本がコスタリカ戦に勝利した場合は非常にシンプル。ほぼ決勝トーナメント行きが決定。
コスタリカ戦に分けると、スペイン戦は引き分け以上で確実に決勝T
コスタリカ戦で引き分けになると、ややこしいことになる(いったん得失点差は省く)。基本的には第3試合のスペイン戦で勝ちか引き分けで決勝T進出。負けても条件次第で決勝T進出となる。
ちなみに、第3試合は「日本×スペイン」「コスタリカ×ドイツ」とも12月2日4時キックオフなので、日本はもう一方の試合結果をリアルタイムで把握しながら戦うことになる。
コスタリカ戦に負けたら不利で流動的に
コスタリカに負けてしまった場合、第3試合で格上スペインと引き分けても決勝T進出へ条件がいろいろ付く。
コスタリカは第1試合で大敗しているため、得失点差比べでコスタリカは不利になりそうだが、ドイツと日本の得失点差比べの関係は今後次第。
そもそもスペイン相手に基本的に勝ちが求められる状況はかなりの難局と言える。
いろいろ書いてきたものの、通常なら「日本がコスタリカに勝つ」というのが最も確率の高そうなシチュエーションだ。
ただ、ドイツ戦に勝利後、まるでW杯に有償したかのような喜びようであったり、一夜明けた選手が「昨晩は興奮して眠れなかった」と話しているのを聞いていると、悪い意味でチーム内に達成感が広がっており、あっさりとコスタリカに負けるシーンも有り得ると思う。杞憂に終わればいいのだが…。