「とり白菜 さぶろうべい」を運営するサビー(金沢市)は2023年5月、金沢市尾張町2丁目に創作飲食店をオープンする。
現状、どのような店になるのかは明らかになっていない。そんな中、注目すべきは立地である。
喫茶店は20年、半世紀近い歴史に幕
出店予定場所は「橋場」交差点に近く、多くの人にとって尾張町というよりは橋場町という印象が強いだろう場所。2020年12月末に閉店した喫茶店「禁煙室」の跡だ。
この「禁煙室」、筆者は地元新聞社の新入社員だった頃、よくサボりに休憩しに行った記憶がある。
何せ、43年間も営業しており、内装は豪華でレトロな昭和の喫茶店。大通り沿いという立地や意味ありげな店名も含め、懐かしい記憶のある人も多いだろう。
既存の建物を改装中
上の写真は2022年11月29日の現地の様子。どうやら既存建物の構造を保持したまま内外装に手を加えているようだ。
こうやって引いて見ると、随分と和風の建物だったことに初めて気付いた。外観によっては隣の建物と良い感じに調和がとれた一角になりそうである。
筆者は今回初めて知ったのだが、さぶろうべいの運営会社サビーは手巻き細巻き寿司店や薬味海鮮丼店も展開し、さぶろうべいでは地元の食材や企業とコラボした企画を連発。また、緑化のコンサルティングも手掛けている。
どんな新店になるのか楽しみだ。