コマツは2023年2月以降、国内市場向けの建設機械やフォークリフトの全製品、純正部品、ディーゼルエンジンオイルなどの油脂類を値上げする。国内向けの値上げは2022年1月以来、約1年ぶり。
建設機械・フォークリフト全機種は23年2月受注分から平均10%の値上げ、純正部品は23年4月受注分から平均7%の値上げ、油脂類も23年4月受注分から平均28%の値上げとする。
世界的なサプライチェーンの混乱による生産・販売への影響、原材料価格や物流費の高騰の影響を踏まえ、部品調達体制の強化やコスト低減活動に取り組んできた。
国内市場では22年1月にも本体価格を改定したが、原材料価格や物流費がさらに高騰し、労務費やエネルギーコストも上昇したため、企業努力による吸収は難しいと判断したらしい。