ジャパン・ホテル・リート投資法人が資産の運用を委託する「ジャパン・ホテル・リート・アドバイザーズ」(東京)は2023年1月31日、金沢市尾山町のホテル「雨庵(うあん)金沢」を取得する。予定される取得価格は20億5,000万円となる。
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同投資法人によると、雨庵は平均客室面積が30㎡を超え、全ての客室に2人以上が宿泊できることから、コロナ収束に伴って高まるとみられる国内外からのレジャー需要を獲得できると期待しているらしい。
ちなみに、同投資法人としては、初めての金沢の宿泊主体型ホテル案件となる。
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6階建てで47室、2017年12月に開業
雨庵は2017年12月、ホテル会社「ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ」が運営する宿泊主体型ホテルとしてオープンした。
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当時の発表資料によると、建物は地上6階建てで、客室数は47室。最大収容人数は102人。当初は日本エスコンが所有していた。
北陸新幹線開業後に南町周辺で起こったホテル建設ラッシュでは、素人目には「良いめのビジネスホテル」みたいなポジションをとる新規ホテルが多く、分かりやすい特色のある施設はなかなかなかった。
この点、雨庵は雨が多い金沢という地域性から「雨も楽しむ」というコンセプトで、ホテル名からして(それが良かったのか悪かったのかは別として)オリジナルな立ち位置を主張してきた。
金沢市内の大きなホテルでは、2022年に片町スクランブル交差点近くのホテル「アゴーラ金沢」の運営会社が代わったほか、金沢駅前のホテル金沢のオーナー会社が売却の意向を示している。旅行需要の本格的な回復局面入りが見えてきた今、金沢のホテル市場では少しずつプレーヤーの入れ替わりが進んでいる。
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