野々市市御経塚2丁目にあった「イオン御経塚ショッピングセンター」跡地の開発で、大型の複合商業施設に先んじて23年4月にオープンする住宅展示場に関し、出展するメーカーの顔ぶれが一部分かったので、お知らせする。
※イオン御経塚SC跡地に関するまとめページは以下の通り
アイ工務店は2棟出し
既に判明した会社を50音順に記載する。
アイ工務店
アルスホーム
ステーツ
住友林業
積水ハウス
日経社ハビタ二十一
日本ハウスホールディングス
ヤマダホームズ(旧エス・バイ・エル=S×L)
このうち、二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)のCMでおなじみのアイ工務店は2棟を出展するもよう。
上記のほか、どこが建てるのか、いまだ分かっていない区画もある。そこが明らかになったら、追記するか続報を掲載する。
北陸以外のメーカー多く、珍しい顔ぶれ
顔ぶれを見ると、まず北陸3県以外の会社が多いことに気付く。判明している中で北陸に本社を置くのはアルスホーム(富山市)のみだ。
御経塚の住宅展示場が石川県内で直接的に競合するのは、金沢市と野々市市にある「金沢ハウジングセンター」(北國新聞社系)だろう。積水ハウス、大和ハウス工業といった全国ブランドの他は、富山県メーカーの出城であるかのように、富山を本拠地とするアルスホーム、石友ホーム、オダケホーム、タカノホーム、タカノ一条ホームが出展している。
一方、御経塚の展示場は北陸以外のメーカーが多いことに加え、金沢ハウジングセンターに出ていない会社が幾つかある。
アイ工務店、日経社ハビタ二十一、ヤマダホームズが、それである。
アイ工務店は前述のCMのほか、石川県庁近くに常設展示場を構えており、北陸でも知名度が上がってきている。ヤマダホームズは聞き慣れないが、旧エス・バイ・エル(S×L)だと言えば分かる人には分かるか。
日経社ハビタ二十一は展示場全体を統括する立場で、北陸ではあまり聞かない会社。ホームページによると、もともと日本経済新聞社の系列で、主な業務は総合住宅展示場の企画・運営となる。首都圏で初の総合住宅展示場を開設した実績がある。首都圏以外に住宅展示場を展開するのは初めてのようだ。
【余談】来場の言い訳しやすい住宅展示場
いち消費者として言うと、住宅展や自動車ディーラーほど入りにくい場所はない。扱う商品が高額だからか、営業マンは妙にギラギラしている。こちらも、わざわざ現地まで行って車を止め、足を踏み入れておいて「ちょっと冷やかしで…」とは言えない。
この点、住宅展示場は心理的なハードルが低い。たくさんの会社があるので「他のモデルハウスで知り合いが働いていて、顔を見に来たついでに、こちらにも寄った」とか言い訳がしやすい。
しかも、御経塚のように道を挟んで向かいが商業施設なら「住宅への興味は薄いけど、買い物ついでに来てみた」ぐらいの予防線を張りやすい。
住宅展示場のオープンは2023年4月。商業施設の開発とともに、進ちょくを楽しみにしたい。