【続報⑩】イオン御経塚跡地に23年4月オープンの住宅展示場、出展メーカーの一部が判明

【続報⑩】イオン御経塚跡地に23年4月オープンの住宅展示場、出展メーカーの一部が判明

野々市市御経塚2丁目にあった「イオン御経塚ショッピングセンター」跡地の開発で、大型の複合商業施設に先んじて23年4月にオープンする住宅展示場に関し、出展するメーカーの顔ぶれが一部分かったので、お知らせする。

イオン御経塚SC跡地に関するまとめページは以下の通り

【まとめ】イオン御経塚SC跡地、アークランズが複合商業施設「アークオアシス」を開発/23年6月28日オープン

ホームセンター「ムサシ」を展開するアークランズ(旧アークランドサカモト)は、野々…
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アイ工務店は2棟出し

既に判明した会社を50音順に記載する。

アイ工務店

アルスホーム

ステーツ

住友林業

積水ハウス

日経社ハビタ二十一

日本ハウスホールディングス

ヤマダホームズ(旧エス・バイ・エル=S×L)

このうち、二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)のCMでおなじみのアイ工務店は2棟を出展するもよう。

上記のほか、どこが建てるのか、いまだ分かっていない区画もある。そこが明らかになったら、追記するか続報を掲載する。

北陸以外のメーカー多く、珍しい顔ぶれ

顔ぶれを見ると、まず北陸3県以外の会社が多いことに気付く。判明している中で北陸に本社を置くのはアルスホーム(富山市)のみだ。

御経塚の住宅展示場が石川県内で直接的に競合するのは、金沢市と野々市市にある「金沢ハウジングセンター」(北國新聞社系)だろう。積水ハウス、大和ハウス工業といった全国ブランドの他は、富山県メーカーの出城であるかのように、富山を本拠地とするアルスホーム、石友ホーム、オダケホーム、タカノホーム、タカノ一条ホームが出展している。

一方、御経塚の展示場は北陸以外のメーカーが多いことに加え、金沢ハウジングセンターに出ていない会社が幾つかある。

アイ工務店、日経社ハビタ二十一、ヤマダホームズが、それである。

アイ工務店は前述のCMのほか、石川県庁近くに常設展示場を構えており、北陸でも知名度が上がってきている。ヤマダホームズは聞き慣れないが、旧エス・バイ・エル(S×L)だと言えば分かる人には分かるか。

日経社ハビタ二十一は展示場全体を統括する立場で、北陸ではあまり聞かない会社。ホームページによると、もともと日本経済新聞社の系列で、主な業務は総合住宅展示場の企画・運営となる。首都圏で初の総合住宅展示場を開設した実績がある。首都圏以外に住宅展示場を展開するのは初めてのようだ。

【余談】来場の言い訳しやすい住宅展示場

いち消費者として言うと、住宅展や自動車ディーラーほど入りにくい場所はない。扱う商品が高額だからか、営業マンは妙にギラギラしている。こちらも、わざわざ現地まで行って車を止め、足を踏み入れておいて「ちょっと冷やかしで…」とは言えない。

この点、住宅展示場は心理的なハードルが低い。たくさんの会社があるので「他のモデルハウスで知り合いが働いていて、顔を見に来たついでに、こちらにも寄った」とか言い訳がしやすい。

道を挟んで右が住宅展示場、左が商業施設になる

しかも、御経塚のように道を挟んで向かいが商業施設なら「住宅への興味は薄いけど、買い物ついでに来てみた」ぐらいの予防線を張りやすい。

住宅展示場のオープンは2023年4月。商業施設の開発とともに、進ちょくを楽しみにしたい。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、北國新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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