サンウェルズの3Q決算、純利益は9倍に/セーレンは今期3度目の経常・純利益の上方修正

サンウェルズの3Q決算、純利益は9倍に/セーレンは今期3度目の経常・純利益の上方修正

サンウェルズが2023年2月8日に公表した2022年4~12月期(第3四半期、3Q)の決算は、増収大幅増益で、純利益は前年同期の9倍となった。2023年3月期(通期)の予想は据え置いた。

7施設をオープン

売上高営業利益純利益
22年4~12月期9,697(63.8)916(463.8)503(814.4)
23年3月期予想12,990(54.3)1,320(169.2)655(156.5)
単位は百万円。カッコ内は前年同期比=%

パーキンソン病の専門施設「PDハウス」を、4~12月に全国で7施設オープンさせた。これにより、サンウェルズが展開するPDハウスは19施設となった。

通期予想は変更がなく、前期(2022年3月期)に期末のみ11円だった配当は、中間、期末とも13円の年26円とする予想を据え置いた。

名古屋にパーキンソン病施設

サンウェルズは2023年2月8日の取締役会で、名古屋市熱田区に「PDハウス熱田」を設けることを決めた。

定員は50人で、建物は7億8,800万円で購入する。土地1,604㎡は50年間のリース契約を結ぶ。リース料の総額は5億3,500万円となる。引き渡し時期は土地が2023年10月、建物が2024年7月となる。

セーレン3Qは主要5部門いずれも増収

セーレンの2022年4~12月期の決算は車輛資材、ハイファッション、エレクトロニクスなど、主要5部門がいずれも増収となった。好調な業績を受け、セーレンは今期3度目となる業績修正を発表。経常利益、純利益の上方修正は3度目。

売上高営業利益純利益
22年4~12月期97,340(21.5)10,025(23.2)9,359(42.6)
23年3月期予想127,000(15.7)12,300(12.8)10,500(22.8)

通期の売り上げ、利益はそれぞれ過去最高を更新する見通しとなっている。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、北國新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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