業務スーパー野々市店、2023年6月1日に建て替えオープン/旧店舗は22年11月に閉店

業務スーパー野々市店、2023年6月1日に建て替えオープン/旧店舗は22年11月に閉店

2023年2月9日

記事公開後、リニューアルオープンの日が2023年6月1日に決まりましたので、23年5月23日に見出しを修正しました

野々市市下林4丁目の「業務スーパー野々市店」は2023年6月、建て替えを経てリニューアルオープンさせる。現在は新店舗の建設工事が進んでいる。

業務スーパー野々市店の旧店舗は2022年11月1日に閉店し、その後、建物が解体された。新店舗は旧店舗があった「野々市市下林4丁目546番地」で建て替えられる。向かいはドラッグコスモスだ。

業務スーパーはユニクロやワークマンより店が多い

コロナ禍に入ってから、ゴールデンタイムのバラエティ番組で「業務スーパー」や「コストコ」など割安感のある商品をまとめ買いできる店の特集が増えた。時流からすれば納得の流れだが、業務スーパーを展開する神戸物産(兵庫県加古川市)とはどんな会社か。

業務スーパーは国内に25の自社工場を持ち、一方で小売店の業務スーパーを持ち、食品の製販一貫体制を確立している。決算短信によると、業務スーパーは2022年10月末時点で全国に1,007店ある。

これがどれぐらい多いかを把握するため、チェーンの有名小売業者と比べてみる。

ブランド店舗数北陸の店舗数(23年2月時点)
業務スーパー1,007店(22年10月)21店
ユニクロ(国内のみ集計)809店(22年8月)19店
ワークマン944店(22年3月)23店
イオンリテール350店(22年2月)12店
ウエルシアホールディングス2,468店(22年2月)77店
Seeds合同会社調べ

さすがにドラッグストア首位のウエルシアは店舗数が多いが、何となく業務スーパーの多さは分かっていただけると思う。

連続で最高業績を更新へ

さて、2022年10月期の神戸物産の業績は、売上高が4,068億円、営業利益が278億円、純利益が208億円で、いずれも過去最高となった。23年10月期の業績予想は売上高が4,400億円、営業利益が297億円、純利益が212億円へ、さらに伸長する見通し。

大きく業績を伸ばした背景にはコロナ禍での「まとめ買い」「巣ごもり」に関する需要の高まりに加え、積極的な店舗投資が挙げられる。2023年10月期は差し引き40店を増加させ、1,047店体制にもっていく方針となっている。

野々市店の再オープンまで4カ月ほど。どんな店になるのか、楽しみである。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、北國新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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