※記事公開後、リニューアルオープンの日が2023年6月1日に決まりましたので、23年5月23日に見出しを修正しました
野々市市下林4丁目の「業務スーパー野々市店」は2023年6月、建て替えを経てリニューアルオープンさせる。現在は新店舗の建設工事が進んでいる。
業務スーパー野々市店の旧店舗は2022年11月1日に閉店し、その後、建物が解体された。新店舗は旧店舗があった「野々市市下林4丁目546番地」で建て替えられる。向かいはドラッグコスモスだ。
業務スーパーはユニクロやワークマンより店が多い
コロナ禍に入ってから、ゴールデンタイムのバラエティ番組で「業務スーパー」や「コストコ」など割安感のある商品をまとめ買いできる店の特集が増えた。時流からすれば納得の流れだが、業務スーパーを展開する神戸物産(兵庫県加古川市)とはどんな会社か。
業務スーパーは国内に25の自社工場を持ち、一方で小売店の業務スーパーを持ち、食品の製販一貫体制を確立している。決算短信によると、業務スーパーは2022年10月末時点で全国に1,007店ある。
これがどれぐらい多いかを把握するため、チェーンの有名小売業者と比べてみる。
ブランド | 店舗数 | 北陸の店舗数(23年2月時点) |
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業務スーパー | 1,007店(22年10月) | 21店 |
ユニクロ(国内のみ集計) | 809店(22年8月) | 19店 |
ワークマン | 944店(22年3月) | 23店 |
イオンリテール | 350店(22年2月) | 12店 |
ウエルシアホールディングス | 2,468店(22年2月) | 77店 |
さすがにドラッグストア首位のウエルシアは店舗数が多いが、何となく業務スーパーの多さは分かっていただけると思う。
連続で最高業績を更新へ
さて、2022年10月期の神戸物産の業績は、売上高が4,068億円、営業利益が278億円、純利益が208億円で、いずれも過去最高となった。23年10月期の業績予想は売上高が4,400億円、営業利益が297億円、純利益が212億円へ、さらに伸長する見通し。
大きく業績を伸ばした背景にはコロナ禍での「まとめ買い」「巣ごもり」に関する需要の高まりに加え、積極的な店舗投資が挙げられる。2023年10月期は差し引き40店を増加させ、1,047店体制にもっていく方針となっている。
野々市店の再オープンまで4カ月ほど。どんな店になるのか、楽しみである。