アル・プラザ加賀、アル・プラザベル、2023年秋~冬に改装へ/北陸出店50周年/金沢、敦賀に続き

アル・プラザ加賀、アル・プラザベル、2023年秋~冬に改装へ/北陸出店50周年/金沢、敦賀に続き

2023年4月4日

平和堂(滋賀県彦根市)は2023年秋から冬にかけ、加賀市のアル・プラザ加賀、福井市のアル・プラザベルの改装を実施する。

平和堂は北陸出店50周年の節目を迎えている。最近は北陸で後発の大型ショッピングセンターが増えており、古くなった自社施設へ順に手を加え、集客力を回復させて対抗しようとしているようだ。

加賀では23年4月28日にケンタッキーがオープン

アル・プラザ加賀があるアビオシティ加賀では2023年4月28日、ケンタッキー・フライド・チキンの新店がオープンする。

これに続くアル・プラザ加賀の改装は、主に食品売り場のテコ入れになるもようだ。

ベルは全館改装

一方のアル・プラザベルの改装範囲は、現状で「全館」となっている。

もっとも、ベルでは2022年4月に衣住・テナント部分を改装したばかりなので、全館と言ってもどのぐらいの規模になるかは分からない。

ちなみに、北陸では2023年2月期(前期)、2022年9月にアル・プラザ敦賀が全館改装を終え、同12月にアル・プラザ金沢が衣住部門の改装を終えた。ちなみに、アル・プラザ金沢では2023年4月28日、1階中央に「無印良品」の新店がオープンする予定となっている。

半世紀前に北陸へ進出した際は「パレード」も

平和堂は1957年3月1日、滋賀県彦根市に第1号店をオープンさせ、創業66周年の企業となっている。北陸での歴史に関しては、姉妹サイトの以前の記事(下のリンク)を参照されたい。

ここでは、平和堂のプレスリリースから、50年前の北陸進出時の写真を紹介する。

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北陸1号店は敦賀市の敦賀店で、平和堂として滋賀県外に設けた店舗第1号という意味合いもあった。オープンは1973年10月。当時、福井県内で最大のショッピングセンターとなったらしい。

昭和のデパートという雰囲気の外観。当時の人からすると、かなり大きく感じただろうなあ
オープン日の行列(和服姿の御婦人もおられるところに時代を感じる)
店内の様子
オープンを記念したパレード。最近はこうした大々的な販促企画を目にしないですね


敦賀に遅れること16年後の1989年7月、石川県内1号店として小松市に「アル・プラザ小松」を出店した。さらに7年後の1996年11月には、富山県内1号店として現在の射水市に「アル・プラザ小杉」をオープンした。

そして、平和堂は現在(2023年4月時点)、北陸3県で「アル・プラザ」「アルプラ フーズマーケット」「フレンドマート」を計15店展開(福井県6店、石川県7店、富山県2店)している。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、北國新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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