ハチバン、店舗の減損損失を計上で純利益を下方修正も、人流回復で営業黒字幅が上振れ/23年3月期

ハチバン、店舗の減損損失を計上で純利益を下方修正も、人流回復で営業黒字幅が上振れ/23年3月期

「8番らーめん」を展開するハチバン(金沢市)は2023年4月7日、23年3月期の業績予想を修正した。23年1~3月期に収益性の低い店舗の減損損失などを計上する結果、純利益が予想から下振れするものの、人流が回復して店舗業績が好調に推移し、売り上げや営業利益は上振れする。

減損損失は第4四半期(1~3月)に2,500万円を計上する。これまでに同様の減損損失3,100万円が発生しているが、この減損処理に伴って原状回復費用が不要になり、1,900万円の戻し入れ益を計上する。

修正後の営業収益(≒売り上げ)は従来予想に1.5%上乗せした71億700万円で、前期(22年3月期)実績と比べると、20.1%増になる見通しとなる。

営業利益は7.0%上乗せの1億6,600万円(前期は3億4,300万円の赤字)、純利益は15.5%下振れの7,600万円(前期は1億6,800万円の赤字)を見込む。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、北國新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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