北陸3県の輸出・輸入額、ともに2年(24カ月)以上の前年越えに/経済再開やインフレ影響

北陸3県の輸出・輸入額、ともに2年(24カ月)以上の前年越えに/経済再開やインフレ影響

大阪税関によると、北陸3県の輸出総額・輸入総額が2023年2月分時点で、2年(24カ月)以上続けて前年実績を上回る状況になっている。

コロナ禍からの経済再開やインフレによって金額が押し上げられたとみられる。

2月分は下の表の通り。

輸出総額497億円+7.3%24カ月連続の前年越え
輸入総額689億円+25.6%25カ月連続の前年越え
輸出ー輸入▲192億円20カ月連続の貿易赤字

輸出の増加品目は自動車の129億円(+129%)、建設用・鉱山用機械の54億円(+18%)など。

一方、輸入の増加品目は火力発電の燃料に使われる石炭が271億円(+89%)、石油・石油製品が21億円(+179%)となった。

貿易相手国を見ると、輸出は①ロシア②中国③韓国の順。輸入は①オーストラリア②中国③マレーシアの順で、如実に資源高を反映したような並びとなった。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、北國新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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