博多ラーメンの人気チェーン「一風堂」が2023年6月8日、金沢駅前の商業施設「金沢フォーラス」に新店をオープンする。
一風堂の新店が石川県内にできるのは、2022年9月オープンの白山店(下のリンクを参照)以来となる。
新店「金沢FORUS店」は石川県内で3店目、北陸3県で見ると富山市に1店があるので、北陸4店目に当たる。
オープンまで、あと2カ月だが…
一方、金沢市近岡町で建設中の低価格スーパーマーケット「ラ・ムー金沢近岡店」は、2023年7月上旬にオープンすることになった。
オープンが2カ月後に迫っていることから、23年5月8日、久しぶりに工事の進ちょくを見てみようと現地を訪れてみた。
……あれ?素人目には、建設工事はまだまだこれからに見えるが…。
まあ、スーパーの建物はそれほど凝った造りではないので、2カ月もあれば完成するのだろうか。
建設地には謎の地蔵??
このラ・ムーの建設地は、直近だとドラッグストアの「ゲンキー」が営業していた。
筆者はこれまで何度か現地を見に行っており、実はその度に気になっていたことがある。敷地の北側の一角を切り取るように5m四方ぐらいの区画があり、そこに地蔵が鎮座しているのだ。
いったい、何のためにある地蔵なのか。
地蔵尊の前にある石碑を読んでみると、もともとは「近岡町火葬場」という施設があったようだ。たくさんの人が荼毘(だび)に付された場所なので地蔵堂が設けられたらしい。
石碑にある「松本宏仁氏」という方を筆者は存じ上げないが、ネットで調べる限りだと、どうやら地元の「大港商事」を経営している(していた?)方のようである。
死者を運び込む火葬場だった場所が、人々の健康を守るドラッグストアになり、今度は生命を食の面から支えるスーパーマーケットになる―――。なんだか妙に因縁めいたものを感じた取材だった。