サンウェルズの24年3月期の利益、過去最高値の2倍を予想/高稼働のパーキンソン病施設さらに増設

サンウェルズの24年3月期の利益、過去最高値の2倍を予想/高稼働のパーキンソン病施設さらに増設

サンウェルズ(金沢市)は2023年5月9日、今期(2024年3月期)の業績予想について、各利益はぶっちぎりで過去最高だった前期の、さらに2倍に増えるとの見通しを示した。

売上高営業利益経常利益純利益
20年3月期4,379262229148
21年3月期5,404322316241
22年3月期8,419490348255
23年3月期13,7161,4341,140784
24年3月期(予想)19,0522,9472,3301,530
単位は百万円

上の表から分かる通り、2024年3月期の予想値は、例えば3年前と比べると、売上高が4倍弱、利益が6~9倍の水準となる。

好業績を牽引するのは、サンウェルズが展開するパーキンソン病専門施設「PDハウス」で、2023年3月期は8施設(定員434人)を開設し、計20施設(1,047床)とした。このPDハウス、既存施設は稼働率が一貫して90%を超えており、待機者は200人以上いるらしい。

こうした積極的な新規開設により、売上高が増大。人件費の上昇を十分に吸収している。

2024年3月期には関東・関西を中心に9施設(定員499人)を新たに設け、さらに金沢市内にある医療特化型住宅「太陽のプリズム」2施設(計104床)をPDハウスに転換する。これにより、2024年3月末にはPDハウスが31施設(定員1,650人)になるらしい。

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国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、北國新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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