【独自】金沢駅西、パチスロ「オメガ」跡の開発に動き/広島の不動産業者が取得/「用途は検討中」

【独自】金沢駅西、パチスロ「オメガ」跡の開発に動き/広島の不動産業者が取得/「用途は検討中」

金沢駅西にあったパチスロ専門店「エキサイティングオメガ駅西」跡の開発が動き出した。広島に本社を置く不動産業者が取得し、既存の建物を解体し始めたが、土地の用途は検討中という。大通り沿いのまとまった土地とあって、周辺住民も専門業者も行方に関心が高そうだ。

撮影はいずれの写真も2023年5月8日

場所は金沢市駅西本町1丁目。御経塚と高柳町辺りを通る幹線道路沿いに当たる。エキサイティングオメガ駅西は2022年11月から「休業」に入っていた。

アイディオーが土地を購入

この土地はアイディオー(広島市)が2023年3月に購入した。アイディオーは不動産流通事業、不動産開発事業、プロパティマネジメント事業を手掛けている。

アイディオーの「金沢営業所準備室」によると、取得した土地の面積は800坪弱(≒2,500㎡)となっている。土地の用途については自社での分譲マンション開発も視野に入っているが、他社への売却を含めて検討している最中らしい。

仮に自社で開発するとしても、高さ規制の関係から、低層で横に長いマンションになると見込まれるという。

パチンコ店の跡地は大きな通りに面して間口が広いケースが多いので、いろいろな用途に使いやすい。マンションはもちろん、商業店舗を開発するにも良い条件と言え、引き合いは多そうだ。

7月には拠点を正式に開設

アイディオーは9年前から、金沢で不動産の販売などを行ってきた実績を持つ。

ただ、これまで北陸に拠点は無かったため、近年は新型コロナウイルス禍により、あまり北陸に入ることが叶わなかった。

そこで上記の「金沢営業所準備室」を金沢市内に設けた。今年(2023年)7月には準備室を発展させて営業所もしくは支店を構える計画で、これから北陸での事業展開を本格化させるらしい。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、北國新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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