EIZOは2023年5月12日、2024年3月期の年間配当予想を、前期(2023年3月期)比で75円増の200円とすると発表した。従来の配当方針を変更して株主還元を強化するためで、配当性向は44%から68%に上昇する見込みとなっている。
EIZOは2023年3月期まで10期連続で増配しており、2024年3月期で11期連続となる。2024年3月期の年配当は前期と比べて6割多い水準であり、大々々々増配と言える。
年200円配当になると、現状の4,300円前後の株価なら利回りは4.5%ほど。株価が少し上がっても十分に高配当株と呼べる銘柄になる。
同社はこれまで株主への総還元性向を連結純利益の40~50%にしてきたが、今回は配当方針を大幅に見直した。24年3月期からは連結当期純利益の70%をめどに株主還元することとしたため、大幅な増配に至った。