2023年5月19〜21日に開催されたG7広島サミットでは、各国首脳が会議中に使うため、輪島塗の蒔絵入りボールペンが採用されていた。
製作したのはステーショナリー用品を製造販売するセキセイ(大阪市)で、5月19日に宮島の老舗旅館「岩惣」で行われたワーキングディナーのセッション用の筆記具に採用され、終了後は各国首脳が持ち帰ったらしい。
今回使われたのは「鹿柄 AX-8808 輪島塗 蒔絵 雅風® ボールペン」というペン。安芸の宮島で紅葉谷の紅葉、朝靄の中を鹿の親子が穏やかに平和を願ってたたずむ情景をデザインしたという。
さすが、広島を意識した絵柄ということ。このボールペンをセキセイは6月に発売する。
筆記具好きを公言する筆者だが、残念ながらセキセイという会社に馴染みがない。調べてみると、なんと、このペンはセキセイ西川雅夫会長が「東山雅風」という雅号の下で創作に携わっているようだ。なんか面白い会社・会長だなあ。
セキセイの製品がサミットで使われるのは、G7伊勢志摩サミット、G20大阪サミットに続き3度目となる。
石川県内では教育大臣会合というのがあって一部では盛り上がったようだが、実はサミット本丸の広島で、石川県ゆかりの技術が活躍していたのだ。
※下のリンクは今回のサミットで使われたペンそのものではなく、同シリーズのもの。だいたい4万円前後のようです
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