白山市木津・安養寺に延べ2万6,000㎡の物流倉庫/関電不動産開発が建設/24年6月に完成

白山市木津・安養寺に延べ2万6,000㎡の物流倉庫/関電不動産開発が建設/24年6月に完成

関電不動産開発は白山市木津町と安養寺町にまたがるエリアに、地上4階建て、延べ床面積2万5,986㎡の物流倉庫を建設する。工事完了は2024年6月を予定する。

場所は加賀産業道路沿いで、NECソリューションイノベータ白山センターの向かいに当たる。

計画によると、敷地の面積は2万1,242㎡で、倉庫の建築面積は9,247㎡となる。4階建ての建物の高さは21.53m。

着工は2023年6月30日を予定しており、工事期間は1年間。大和ハウス工業が施工する。

荷物が小口化、投資対象にも

最近は国道8号をはじめとした幹線道路沿いに、続々と物流施設ができている。

2022年9月に経済産業省・国土交通省・農林水産省がまとめた資料「我が国の物流を取り巻く現状と取組状況」によると、国内の総物流量は横ばいか緩やかな減少傾向にあるものの、宅配など小口の輸送が増えたことで、荷物の数は多くなっている。

筆者は物流倉庫の建設が続く背景について、上記の事情から効率化された施設のニーズが高まっているほか、物流倉庫は比較的短期間で建設でき、運営コストも低いために投資対象としても魅力が高まっていることがあると捉えている。

最近は市街地にまとまった土地が出るとドラッグストアが建ち、幹線道路沿いにまとまった土地が出ると物流施設ができる。どちらも、あまり急に増えると、需要が頭打ちになった瞬間からあちこちで空きが目立ちそうで心配ではある。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、北國新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

PAGE TOP