電源メーカーのコーセル(富山市)の2023年5月期連結決算は売上高が過去最高だった。24年5月期はさらに増収増益で、売上高がさらに過去最高を更新するほか、純利益はこれまでで最も多かった2007年5月期に迫る見込みとなっている。
23年5月期は為替影響により、売上高段階で31.3億円の上積み効果があった。特に第4四半期(23年3~5月期)は売上高が99.9億円となり、四半期ベースで過去最高だった。
年間を通じて部品材料の値上げというマイナス影響を受けたものの、営業利益段階では増収効果が12.6億円あり、さらに為替差益が0.7億円から2.6億円に増えたことで、各利益とも前期比7割前後の大幅な増益となった。
23年5月期の期末配当金を従来予想に1円上乗せし、17円とした。年配当の予想は32円で、22年5月期の26円から6円の増配とする。24年5月期はさらに増やして年38円を予想する。