クスリのアオキホールディングス、24年5月期は売り上げ、営業、純利益が過去最高更新の見通し

クスリのアオキホールディングス、24年5月期は売り上げ、営業、純利益が過去最高更新の見通し

クスリのアオキホールディングス(白山市)は2023年6月30日、今期(2024年5月期)の業績予想を公表し、売上高、営業、純利益が過去最高を更新するとした。

売上高営業利益経常利益純利益
2024年5月期410,00017,80018,20013,000
2023年5月期378,87416,22520,05812,972
単位は百万円

今期はドラッグストア70店の新規出店を計画しており、既存店でも品揃えを見直し、生鮮食品を導入するための改装などに取り組む。また、調剤薬局は事業の拡大に向け、ドラッグストア併設調剤薬局70薬局の新規開局を計画しているという。

営業、純利益が過去最高となるのに対し、経常利益は減少を見込む。これは22年5月期に補助金収入33億円超を計上して大幅に伸びていた反動とみられ、たとえば2年前と比べれば増益基調にある。

年配当は3円増の32円を見込む。それでも配当性向は7.8%の低水準にある。

飲食料品の売り上げ比率、半分近くに

2023年5月期の決算を見ると、飲食料品の売り上げ比率が44.8%となり、さらに半分に近付いた。

下に、23年5月期、1年前の22年5月期、その10年前の12年5月期の売り上げ構成比をまとめてみた。さすがに1年ではそれほど変化がないけど、ご参考まで。

そう言えば、筆者もドラッグストアで使う金額の半分以上が飲食料品かもしれない。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、北國新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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