アマゾンジャパン合同会社(Amazon)は2023年9月、配送に特化した北陸初の物流拠点「デリバリーステーション」を富山市西長江のパチンコ店跡に開設する。
2023年は10月までに富山を含む11拠点を整備する計画で、拠点の新設に伴ってAmazonが提供する各種サービスが受けやすくなる。
Amazonのデリバリーステーションは、注文のあった商品を全国にある物流拠点「フルフィルメントセンター」などから集約し、デリバリーステーション周辺の地域に配達する「ラストワンマイル」の起点となる。
富山市の拠点は平屋で床面積が約4,600㎡。
これまで北陸周辺のデリバリーステーションは、愛知県内に3カ所あるほか、関西、関東などにあるのみだった。今回の11カ所の新設によって全国に50カ所以上となり、この配送網の拡充に伴って700万点以上の商品を翌日に受け取れるようになるらしい。
アマゾンジャパン合同会社アマゾンロジスティクスのアヴァニシュ ナライン シング代表は「3,500を超えるさまざまな働く機会を創出する。 配送拠点の新設により置き配を可能にし、利便性を提供するとともに、再配達の削減によるドライバーの負担軽減に貢献する」と話した。
デリバリーステーションに付随する業務としては、地域の中小企業が空き時間にAmazonの商品を配達できる「Amazon Hub デリバリー」、起業家が独自の配達ビジネスを始めることを支援する「デリバリーサービスパートナープログラム」などがあるという。