北陸電気工事、2023年4~6月期は減収、各損益が赤字に転落

北陸電気工事、2023年4~6月期は減収、各損益が赤字に転落

北陸電気工事(富山市)の2023年4~6月期(第1四半期)の連結決算は、減収で、各損益が赤字に転落した。

売上高営業損益純損益
23年4~6月期9,163(▲3.3)▲153( – )▲137( – )
24年3月期予想53,000(18.2)3,300(40.0)2,400(47.4)
▲はマイナス・赤字

売上高は大型案件の進ちょくが伸び悩んだことから減少したらしい。

会社公表の決算短信によると、損益面は減収影響が大きかったようだ。しかし、粗利益率は前年同期の13.2%に対して今回が13.0%と横ばいで、人件費や広告宣伝費、水道光熱費などの「販管費」は12億2,400万円から13億4,900万円に膨らみ、これも営業損益以下を圧迫している。

この販管費、決算短信からは詳しい内容が分からないが、実は前年同期も、その1年前から増えていた。第1四半期の営業損益は2年前「3億6,700万円」⇒1年前「3,300万円」⇒今年「▲1億5,300万円」という変遷をたどっている。

現状、2023年9月中間期の予想利益は前年同期の3倍に伸びる見通しを据え置いている。素人目には達成が難しそうのだが、果たして…。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、北國新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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