サントリーホールディングスは2023年8月、白山市内に、グループの新しい配送拠点「石川金沢配送センター」を稼働させる。新センターの稼働に伴い、北陸にあった9か所の倉庫が1か所に統合され、倉庫間で貨物の移動が不要になる。
倉庫内での貨物の運搬、保管場所への収納、取り出し、在庫状況の可視化などを自動化する「自動倉庫システム」を導入することで、庫内作業の必要な人員数を大幅に減らせる。また、人員は到着したトラックから貨物を積み下ろす工程「荷受け」の対応にシフトできるようになるため、ドライバーの待ち時間の短縮にもつながる。
新センターが稼働すると、ドライバーの労働時間を年間で約4,400時間、トラックの輸送距離を延べ約16万5,000km、二酸化炭素排出量を約150t、それぞれ削減できる計算らしい。
新センターの場所は白山市鹿島町1-9-3で、延べ床面積は1万6,000㎡。
酒類と清涼飲料各種を取り扱う。出荷対象エリアは北陸3県で、運営業務は若松梱包運輸倉庫(白山市)に委託する。