47都道府県庁、ChatGPT活用は25都県/北陸では富山県、福井県が試験導入/石川県は検討中

47都道府県庁、ChatGPT活用は25都県/北陸では富山県、福井県が試験導入/石川県は検討中

ChatGPTメディア「ChatGPTマガジン」を運営するゴートマン合同会社(東京)の調査によると、ChatGPTを導入して業務に活用している都道府県庁は、半数超の25都県で、検討中なのが22県だった。

北陸3県のうち、富山県、福井県は試験導入中で、石川県は検討中となっている。

ゴートマンによると、富山県は2023年6~7月、ChatGPTを県教育委員会や県警察本部を含め18の部署で試験導入し、アイデア出しや文章要約に活用した。8月以降は予算データや議事録などの公開データをAIに学習させて本格導入を目指すらしい。

一方、福井県は2023年6月、ChatGPTの業務活用を目指す実証実験を始めた。実証実験では個人情報や機密情報の入力に制限を加えた上で、活用できる点や注意点を洗い出す。県は実証実験を踏まえてガイドラインを策定し、2024年度をめどに本格運用を始めたい考え。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、北國新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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