北陸電力(富山市)は3日、福井県を中心にIT事業を営む「江守情報グループ」7社を買収したと発表した。既存事業領域の拡大や新事業領域の創出を図る一環となる。
北電の発表資料によると、同グループはオリジナルソフトウェアの開発・販売、国内向けパッケージシステムの提供、海外製ソフトウェアの独占販売など、幅広い製品を取り扱っている。
これまでは経営陣が7社全ての株式を持っていた。
3日以降は北電が80%、北電の完全子会社の北電情報システムサービス(富山市)が10%、もともとの経営陣が10%を持つ体制となる。そのため、7社全てが北電の連結子会社扱いとなる。
福井の江守???
上記のニュースは、簡単に言えば、IT企業も傘下に持つ北電がDXの進展などを見据え、電力事業以外の収益を伸ばそうと、営業エリアの企業を買収した、というだけで、不思議な話ではない。めでたしめでたし、である。
ところが、北陸の経済に詳しい人なら、このニュースで、ある箇所に引っ掛かるはず。
「……福井の江守だと???」
あれは今から6年前の2015年春。石川、富山両県が北陸新幹線開業後に初めて迎えたゴールデンウイークに沸いていた頃、福井で北陸史上最大の企業倒産劇が発生した。
その主人公こそ、当時、東証1部に上場していた「江守グループホールディングス(HD)」なのである。
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https://note.com/seeds_kuniwake/n/n68db80a19ca7