アルビス、通期の利益予想を上方修正、営業・経常減益から一転して増益に/PLANTは2日連続ストップ高

アルビス、通期の利益予想を上方修正、営業・経常減益から一転して増益に/PLANTは2日連続ストップ高

食品スーパーマーケットのアルビス(射水市)は2023年10月24日、2024年3月期(通期)の利益予想を上方修正し、原材料高などによって前期から減ると予想していた営業・経常利益が一転して増加する見通しを示した。

営業収益営業利益経常利益純利益
24年3月期 前回予想97,4671,5542,0251,257
24年3月期 修正予想(据え置き)2,0002,5001,500
23年3月期 実績94,5931,9382,4551,684
単位は百万円

期初段階では原材料価格や電気料金の上昇、店舗改装にかかる費用などがかさむことから、各利益が前期比で2割前後のマイナスになると見込んでいた。

ただ、実際はPB商品など利益率の高い商品の販売拡大、加工場「プロセスセンター」の生産性向上、配送効率の見直しによる物流コストの縮減などにより、利益が上振れし、ほぼ前期並みの水準を確保できることになった。

23年9月中間期の業績予想も上方修正した。営業収益、各利益とも見通しを上回り、いずれも前期実績と比べて微増の水準に着地しそうだという。

PLANTの株価は2営業日で37%高

PLANTの株価は2023年10月24日、2日連続のストップ高となる1,105円で取引を終了した。前日比で150円(15.71%)の上昇となる。

PLANTの株価は2営業日前の20日の終値が805円。土日を挟んで1営業日前に当たる23日の場中に決算や大増配の方針などを発表(詳細は下のリンク先の記事をご参照)し、一気にストップ高の955円まで高騰した。

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これにより、実に2営業日で300円(37.26%)の大幅上昇となっている。加えて、この記事を書いている24日18時半時点では、時間外取引で1,144円あたりを付け、さらに上昇する気配を見せている。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、北國新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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