【続報①】大黒天物産、ラ・ムー野々市を着工 / 2022年5月のオープンへ

【続報①】大黒天物産、ラ・ムー野々市を着工 / 2022年5月のオープンへ

2021年12月20日

ディスカウントストアを展開する大黒天物産(岡山県倉敷市)は、野々市市中林の土地区画整理事業地内で計画する「ラ・ムー石川野々市店(仮称)」の建設工事に着手した。

建設工業新聞が報じた。

同紙によると、建物は平屋で床面積が約2500平方メートル。店舗面積は2130平方メートルらしい。

2022年5月の完成、オープンを目指しているという。

ラ・ムーは2015年に石川県内の第1号店として津幡町に出店した。

次いで17年に国道8号と通称50メートル道路が交わる交差点の周辺に2号店をオープン。

野々市が3店目となる。筆者としては今のところ、ことさらの馴染みもないのだが、3年に1店ぐらいの出店ペースを継続しているあたりに手堅さを感じる。

例えば、ひと頃のコンビニには「まとまった土地さえあれば出店する」ぐらいの印象を受けた。

市場全体が成長している時期ならそれで良かったのだろうが、市場規模の伸びが鈍ると、そういった、立地に疑問の付く場所から閉店していった(もしかしたら、一定数の閉店をも織り込んで多く出店していたのかもしれないが)。

今はドラッグストアがその状況に近いか。

この点、もともとスーパーというのは市場が成熟しているし、何なら人口減少で規模は縮小方向になるだろう。そこを「ディスカウントストア」という切り口で、例えばドン・キホーテなど競合店が近くになく、若い人が比較的多いエリアを狙いながら、じっくりと出店を進める姿に好感が持てる。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、地元新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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