「紙の地産地消」という聞き慣れない取り組みが石川県内で始まる。
有人接客型プリントサービスなどを手掛けるキンコーズ・ジャパン(東京)と中島商店(金沢市)、中川製紙(白山市)の3社は、石川県内で回収された紙資源を再生紙にし、また石川県内で利用するプロジェクトを立ち上げた。
各社の役割分担としては、中川製紙がオリジナルの再生紙を生産し、中島商店が流通させ、その用紙をキンコーズ・金沢尾山神社前店がオンデマンド印刷サービスに利用する。
発表によると、オリジナル用紙は再生紙特有の自然な風合いで、ところどころに黒いポツポツとした小さな繊維が残っている。ただ、表面はさらりとした感触だそうだ。裏面には柔らかい凹凸感やザラつきがあるらしい。
2024年1月には石川県内でオリジナル用紙の販売を希望する事業者の募集を始める。