富山市、高岡市で「黒川仏檀センター」を展開する有限会社丸栄黒川仏檀店は2023年11月15日、富山地方裁判所から自己破産手続きの開始決定を受けた。
同社ホームページによると、創業は1850(嘉永5) 年で、資本金は2,800万円。年間の売上高は約3億円、従業員数は15名という。
チューリップテレビの報道によると、ピーク時とみられる1997年8月期には売上高4億2,000万円を計上していた。
しかし、仏壇需要の減少で業況は低迷し、2017年4月に富山地裁に民事再生手続きを申請。2021年3月には再生手続きが終わったが、この間のコロナ禍と仏壇の小型化、商品の低価格化に移行する中、売り上げが減少した。
その結果、業績回復の見通しが立たず、再生計画の履行が難しくなったとして、事業の継続を断念していたらしい。