金沢駅前に最安値のコインパーキング爆誕⁉/ポルテ金沢(ホテル日航金沢)地下/屋根付き24時間800円、当面は600円!

金沢駅前に最安値のコインパーキング爆誕⁉/ポルテ金沢(ホテル日航金沢)地下/屋根付き24時間800円、当面は600円!

金沢駅兼六園口(東口)にそびえ立つ、石川県内で最も高いビル「ポルテ金沢」の地下に、周辺で最安値水準のコインパーキングが誕生する。金沢で最も駐車場需要の高そうな立地にあって、24時間料金は800円。それだけでなく、しばらくは600円で営業するという…。

オープン日は2023年12月15日。

入り口はポルテ金沢のうち、ホテル日航金沢の六枚町側入り口の脇。だいたいの場所を示すと、下の地図の赤い丸のところとなる。

対象駐車場は43台分

ここの駐車場はもともと直営で、今回、一部を改修した。

スロープを降りると、正面に立体駐車場(186台分)、左に平面駐車場(43台分)がある。改修のタイミングに合わせ、左の平面駐車場の運営業務をパラカ株式会社(東京)に委託することにした。

パラカが運営することになる駐車場の料金は、利用時間帯に関係なく、30分200円、24時間最大800円。ただ、ポルテ駐車場サービス券は利用できないほか、ホテル日航金沢の利用者はパラカの駐車場の割引サービスを受けられない(受ける場合は立駐の利用を)。

周辺の相場の半値⁉

2023年12月8日、筆者はポルテ周辺のコインパーキングの料金相場を見て回ってみた。思いのほかバラつきが大きかったが、長く駐車する人に適用される料金は12時間で800円ぐらいが相場のように感じた。

しかし、これは青空駐車場の相場。豪雪地帯で雨も多い金沢では、屋根付きの駐車場がありがたい。買い物や仕事を終え、クタクタで駐車場に行き、雪に埋まった車を見た時の絶望感たるや…。

そこで、ポルテのように屋根がある駐車場と比較してみよう。

金沢駅の反対側、金沢港口(西口)にある金沢駅西口時計駐車場(俗にいう時計台駐車場)は「12時間ごとに1,000円、24時間ごとに1,500円、ワンナイト(17時〜翌朝10時)は800円」という料金体系で、青空駐車場より少し高い。

こうして見ると、ポルテ地下にできるパラカの駐車場は相場の半値ぐらいと言えそう。24時間の最大料金が設定されているので、たとえば「早朝から日帰りで東京出張し、深夜に金沢へ戻る」みたいな際に重宝しそうだ。

もっとも、ポルテと塾「能力開発センター」の間にあるパラカの駐車場は、24時間料金が1,200円でポルテ地下のパラカ駐車場よりも高い。多少は整合性をとる必要も出てくるだろうから、ポルテ地下のパラカ駐車場が引き金となり、いずれ周辺で料金相場が下がる局面もあるのかもしれない。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、北國新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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