牛乳・乳製品の明治(東京)が野々市市堀内4丁目に置いていた「北陸工場」の跡地のうち、大通り沿いには中古車販売の「ネクステージ」が出店することが分かった。
通りから見て奥はタカラレーベン(東京)の15階建て分譲マンションになる。
明治の旧北陸工場は金沢駅前(東側)から横川、野々市などを通って松任駅前方面へ至る大通り(横川交差点から国道8号とぶつかるまでは国道157号)沿いにあった。「アルビス明倫通り店」や「無印良品野々市明倫通り」の2、3軒隣に位置する。
工場跡地の面積は20,000㎡
北陸工場の跡地は敷地面積が約20,000㎡もある。現地に行くと分かるが、小学校1つが建ちそうなぐらいの広い面積だ。
跡地の活用方法を巡っては、大通り側に先立って奥側(南側)がタカラレーベンの分譲マンションになることが明らかになっている。
分譲マンション部分の敷地面積は4,717㎡で、ここに15階建て、高さ44.9m、延べ床面積7,445㎡の建物を造る。計画では2025年12月に工事が完了する。
「ネクステージ」は石川県に初出店
さて、大通り側に出ることが分かった「ネクステージ」は名古屋市に本社を置く会社で、会社としては「SUV LAND」というブランドで野々市市御経塚4丁目に販売店と買取店を構えている。「ネクステージ」というブランドでは石川県内に初出店となる。
店舗の建設工事はまだ始まったばかりだが、予定では5月にも新築工事が完了するという。めちゃくちゃ早い。まあ、大部分が広々駐車場だろうし、店舗も過度な装飾はないからだろうか。
地図とを眺めた肌感覚で恐縮だが、同じ大通りを少し進んで国道8号と合流するところにある「ビッグモーター野々市店」と同じぐらいの規模になるとみられる。
国道157号は車販売店の激戦区
ネクステージが新店を設ける大通りを金沢市方向に進むと、金沢市消防本部に近いパチンコ店跡を活用し、中古車販売のグッドスピード(名古屋市)が北陸1号店をオープンする準備を進めている。予定によると、2月に開店する。
ここで、この大通り沿いの主な新車販売店、中古車販売店をマップに落とし込んでみた。一緒に中古車も扱っている店は「新車」として示したら、以下のようになった。
ここにあるのは、大通り沿いにある、いかにも自動車販売店という店だけ。1本入ったところにある個人の販売店、車も売っているガソリンスタンドは含んでいないのに、こんなにある。
激戦区だ。でも、それは「競争が激しい」という悪いことばかりではなく、消費者が車を探す際に「あのエリアに行けば、何かありそう」と思い浮かべる集客効果もある。
最近は車体価格がどんどん上がっているし、ビッグモーターに関していろいろあったから、他の中古車販売店が勢いづいているのだろうか。そして、石川県でいう新たな火花を散らす舞台が、この国道157号周辺ということなのかも知れない。