北陸鉄道と富山地方鉄道、コロナ禍で減便のバス金沢ー富山線の全便運行を再開/北陸新幹線は年末年始に満席続き

北陸鉄道と富山地方鉄道、コロナ禍で減便のバス金沢ー富山線の全便運行を再開/北陸新幹線は年末年始に満席続き

2021年12月29日

北陸鉄道(金沢市)と富山地方鉄道(富山市)は2021年12月27日から、コロナ禍で減便していた高速バス金沢―富山線を全便運行に戻した。

もともと毎日16往復を運行しており、直近では14往復となっていた。

27日に運行を再開したのは、兼六園下を13時5分、21時5分に出発する2便、富山駅前を11時ちょうど、19時ちょうどに出発する2便の計2往復となる。

 

一方、両社は金沢・富山と東京を結ぶ高速バスを、この年末年始も運休し続ける。

高速バスは十分に車内の換気を施しているのだが、どうしてもコロナ禍では狭い空間に多くの人が密集するというイメージがついてしまい、回復が遅れている。インバウンドの利用が多かった高山線も含め、長距離路線や観光利用の多かった路線は、まだまだ厳しい状況にある。

北陸新幹線は復調気配、夕方以外は満席

29日付朝刊を見ると、帰省ラッシュの29日は東京発金沢行きの「かがやき」「はくたか」計31本のうち、東京駅を18時以降に出発する6本を除く25本が満席となっている。

30日も上記6本と1つ前の1本を加えた7本に空席があるが、24本は既に満席という状況で、年末年始の移動がだいぶ回復してきた様子がうかがい知れる。

金沢発東京行きのUターンも、2日、3日の日中の新幹線を中心に、既に満席の列車が多数みられている。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、北國新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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