【決算ダイジェスト】田中化学研究所が通期利益予想を上方修正、過去最高益を更新へ/13期ぶりに配当

【決算ダイジェスト】田中化学研究所が通期利益予想を上方修正、過去最高益を更新へ/13期ぶりに配当

田中化学研究所の2023年4~12月期(第3四半期)決算は減収減益だったが、減益を見込んでいた通期利益予想を増益に上方修正した。営業利益、純利益は2023年3月期に記録した過去最高値を更新する見通し。

製品の主原料であるニッケルやコバルトの国際相場が低調で、減価償却費や労務コストも削減できて利益が伸びた。

ゼロを想定していた期末配当を4円に修正。田中化学研究所は2011年3月期の年8円配を最後に、無配を続けていた。2024年3月期の配当が実現すると、実に13期ぶりの配当ということになる。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、地元新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

PAGE TOP