日本製麻(本店・砺波市)は2024年2月21日に開いた取締役会で、宮森宏和取締役(ゴーゴーカレーグループ創業者)の辞任を承諾した。日本製麻によると、宮森氏本人から申し出があった。
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宮森氏と日本製麻を巡っては、ゴーゴーカレーが日本製麻株を買い進め、一時は筆頭株主になっていた経緯がある。ゴーゴーカレーは経営体制の刷新を迫り、2023年3月には宮森氏が日本製麻の取締役に就き、社長に就任した。
しかし、日本製麻は強引で独断専行的な言動があったとして宮森氏を解職し、ヒラ取締役に格下げ。その後、日本製麻はゴーゴーカレーによる株式取得は宮森氏によるインサイダー取引の可能性があるとし、2023年11月に辞職を勧告していた。
宮森氏の後任取締役には執行役員ボルカノ食品事業部長の高橋賢作氏を登用する方向で、6月の定時株主総会に付議する。
日本製麻は宮森氏の辞任を伝える発表文で「関係者の皆様には、多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げますとともに、今後社内体制の整備及び
信頼回復に努めてまいります」とコメントした。
これで一応の幕引きになるのか、まだもつれるのか。動きがあれば追加で記事にする。