大同工業が有価証券売却益10億円を計上、利益が予想の2倍に?/セーレンが増配

大同工業が有価証券売却益10億円を計上、利益が予想の2倍に?/セーレンが増配

大同工業は2024年3月期決算に投資有価証券売却益10億8,300万円を計上する。

保有株式の見直しや財務基盤の強化のために、上場3銘柄と非上場1銘柄を売却するためで、2023年11月~2024年3月に売却益が発生する。

大同工業は現時点で2024年3月期の純利益予想を「10億円」としており、この特別利益が単純に乗れば純利益は2倍に増えるように思える。しかし、大同工業は能登半島地震や固定資産の減損損失などの影響を精査中として、業績予想を据え置いた。

ちなみに大同工業は2024年1月15日、能登半島地震の影響で一部生産設備に被害が出ていたものの復旧したとして、同日から通常稼働している。

期末配当を30円に

セーレンは2024年3月期の業績が過去最高となる見通しであることから、期末配当予想を前回の23円から30円に引き上げた。

これにより、前期は中間、期末とも23円の年46円だったところ、今期は中間23円、期末30円の年53円となる。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、北國新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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