傘下に北國銀行を持つ北國フィナンシャルホールディングスが発表した2024年3月期の連結決算は、銀行業やリース業が減益で経常利益は減少したが、法人税の調整により最終増益となった。
経常利益 | 純利益 | |
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2024年3月期実績 | 14,461 | 9,055 |
2025年3月期予想 | 15,000 | 10,000 |
銀行業は経常収益が前期比57億1,000万円増の779億3,800万円、セグメント利益が12億9,600万円減の139億2,400万円。リース業は経常収益が4億4,800万円増の131億5,900万円、セグメント利益が3億800万円減の5億2,900万円となった。
経常利益は前期より9.8%減で、これに能登半島地震の発生に伴う設備の復旧費用など3億2,900万円を特別損失に計上。一方、法人税の調整額が約40億円分、最終利益を底上げしたため、結果として3.5%の増益となった。
配当は2024年3月期が年110円(2023年3月期は100円)。2025年3月期が120円の見込み。
2024年5月13日~2025年3月31日に自己株式を取得する。規模は最大で75万株(30億円)。これは発行済み株式総数の3.23%に当たる。また、2024年5月10日に180万株を消却する。これは消却前発行済み株式総数の7.14%に当たる。
今村証券の2024年3月期の個別決算は大幅増益だった。株高や新NISAスタートに伴う投資への関心の高まりなどを反映し、受入手数料が増えた。
純営業収益 | 純利益 | |
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2024年3月期 | 4,796(前期比25.7%増) | 1,009(66.1%増) |
配当は2023年3月期の2倍に当たる年70円。
日本カーバイド工業は2024年3月期の連結決算において、滑川市に置くフィルム・シート事業の生産設備に関し、16億5,900万円の減損損失を計上する。
この影響を加味して業績予想を修正し、もともと24億円としていた予想純利益を10億円に見直した。