富山県発祥の佐藤工業、2024年7月に東証スタンダード上場「佐藤渡辺」の筆頭株主に

富山県発祥の佐藤工業、2024年7月に東証スタンダード上場「佐藤渡辺」の筆頭株主に

富山県発祥の建設会社、佐藤工業(本店・富山市)は東証スタンダード上場の建設会社、佐藤渡辺(東京)の株式を追加取得して筆頭株主となることを決めた。追加取得の予定日は2024年7月12日で、佐藤渡辺の渡邉忠泰会長から購入する。

佐藤工業は現在、佐藤渡辺の株式を29万株保有しており、議決権数に対する比率は9%で大株主順位が3位となっている。

現状、佐藤渡辺の筆頭株主は渡邉会長で、佐藤工業は渡邉会長が所有する39万株余りのうち、36万株を譲り受ける。これにより、佐藤工業の持ち株比率は20%超の筆頭株主になる。

佐藤渡辺は道路舗装工事分野の中堅企業。2024年3月期の連結売上高は384億円、純利益は12億円となっている。佐藤工業と佐藤渡辺は2022年3月、もともと道路舗装工事で協力関係にある中で両社のアライアンスを強めようと資本業務提携契約を締結していた。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、地元新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

PAGE TOP