「物言う株主」として知られる香港投資ファンド「Oasis Management Company Ltd.(以下、オアシス)」が、クスリのアオキホールディングス(白山市)の株式を買い増し、保有比率を6%台まで高めたことが分かった。
オアシスは2024年5月9日、市場外で125万5,132株を1株当たり2,920円で取得した。これが発行済み株式総数(9,459万株余)に対して1.33%分に当たり、保有比率は5.50%から6.83%に高まったという。
オアシスはクスリのアオキHD株を保有する目的を「ポートフォリオ投資および重要提案行為」としている。
さて、オアシスは2023年8月のクスリのアオキHD株主総会で、株主として5議案を会社側に提案し、いずれも否決された経緯がある。
詳細は以下のリンク先にある過去記事を参照いただきたい。平たく言えば、オアシスは「アオキは創業家の力が強すぎるので、我々が選んだ社外役員を活用して株主価値を高めよ」みたいなことを主張し、そして否決された。
クスリのアオキHDの決算期末は5月20日。その日に株主だったら株主総会に参加できるので、このタイミングでオアシスが株を買い増したところを見ると、今年(2024年)もまた同様の株主提案を行うということだろうか。
※過去の記事は以下のリンクから