福島印刷、2024年8月期は15期ぶりの赤字に転落へ/予想以上のウェブ化で印刷需要が低迷、業績予想を下方修正

福島印刷、2024年8月期は15期ぶりの赤字に転落へ/予想以上のウェブ化で印刷需要が低迷、業績予想を下方修正

福島印刷(金沢市)は2024年6月21日、今期(2024年8月期)の業績予想を下方修正し、営業、経常、純損益をいずれも黒字から赤字予想に見直した。

もともとは販売促進用途の需要回復を見込んでいたものの、予想以上にウェブ化が進んで印刷需要が低迷し、固定費を回収できそうにないらしい。

同社が赤字になるのは2009年8月期以来15期ぶりとなる。

売上高営業損益
前回業績予想7,450108
今回修正予想6,570△116
単位は百万円、△はマイナス=赤字

修正後予想を前期(2023年8月期)の実績と比べると、売上高は8.3%減となる。中間5円、期末6円の配当予想は現時点で据え置いた。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、地元新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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