【2024年版】北陸3県の上場企業の平均年収ランキング/68社の有価証券報告書を集計

【2024年版】北陸3県の上場企業の平均年収ランキング/68社の有価証券報告書を集計

2024年7月14日

【訂正】当初公開した記事で「日本システムバンク」が重複していました。表を差し替えるとともに、対象企業数を「69社」から「68社」に修正いたしました。

北陸3県に本社か本店を置く上場企業の有価証券報告書を基に、平均年収ランキング(2024年版)を作成した。

対象は74社あり、このうち詳細を公表していない2社、新規上場から間もないためにまだ通年の有価証券報告書を提出していない3社を除く68社を並べた。

参照したのは「IR BANK」でリンクされた有価証券報告書。各社の「従業員の状況」欄に記載された数字をまとめた。通年の報告書がベースなので、決算期によっては1年近く前の情報になっている会社もあるが、ご了承を。

さて、一覧表は以下の通り。

「ホールディングス」のような持ち株会社で上場すると、事業会社の一般社員が含まれない。たとえば、北國フィナンシャルホールディングスは111人の平均だが、事業会社の北國銀行を含むグループ全体では1,951人が働いている。以下の数字がグループ全従業員の実態を正確に反映しているとは限らない。

上場企業の年収は全体平均の1.5倍

求人ボックス給料ナビ」によると、北陸3県で働く人の平均年収は富山県が361万円、石川県が369万円、福井県が384万円となっている。

次に上記の上場68社のデータを使い、北陸の上場企業で働く人の平均年収を求める。

各社の平均年収に従業員数を掛けると、合計の給料は2,522億円強。合計の従業員数4万3,382人で割ると、1人当たり581万円になる。これは北陸3県の労働者の平均値と比べて1.5倍の水準となっている。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、地元新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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