「関西国際ー富山」路線の就航を目指すジェイキャスエアウェイズ(JCAS、東京)は、シンガポールに本社を置く民間旅客機リース会社Avation PLCと機体のリース契約に関する意向表明書を締結した。
合意により、世界最大手のリージョナル航空機メーカーATRの「ATR72-600型機」による運航を始めることとなる。ATR72-600型機は座席数が約70席、巡航速度が500km/hで、世界中のリージョナル航空で利用されており、JCASは2025年末に受領する。
北日本新聞の報道によると、2025年1月の許可を目指している。
JCASは2023年6月に設立された日本の地域航空会社。就航初年度は1機で「関西国際ー富山」「関西国際ー米子」の2路線の就航を予定する。その後の5年間で7機・16路線への拡張を目指している。
JCASの白根清司代表取締役は「合意は運航開始に向けた大きな節目となるものです。国内には医療から通商、ビジネスから観光まで、あらゆる面で地域航空ネットワークを必要とするコミュニティが数多くあります。当社は日本経済の活性化、文化的体験へのアクセス向上、また重要なライフラインの維持を通して、日本の活性化に貢献してまいります」とコメントした。