SalesNow(東京)は国内540万社の企業情報を収録したデータベース「SalesNow DB」を基に、北陸3県の企業・団体の従業員数ランキング(2024年9月時点)を公表した。
1県を2地区ずつ(富山県東部、富山県西部、石川県能登、石川県加賀、福井県嶺北、福井県嶺南)に分け、それぞれのトップ30を発表。さらに当サイトでは公表資料を加工して地区ごとのグラフをつくるとともに、3県統合版のトップ50も作成した。
従業員が多ければ偉いわけではないし、グループの組織形態によってランクインする・しないは変わる。ただ、従業員数が多いというのは、それだけ多くの人の生活に関わり、たくさんの家計を支えているということなので、ランキングに一定の意味はあるだろう。
全体を通しては、パート従業員を多く抱える小売業、大規模な工場のある製造業が上位に目立った。また、富山県の製薬業、石川県加賀地区の派遣業など地域の特徴がみられたほか、大学や金融機関、医療・介護業界の存在感も大きく感じた。
富山県東部・西部
ほとんどが富山市の企業・団体となった。もっとも、YKKグループのように、会社としては東京にカウントされるが、実際は富山県在住者がたくさん在籍している、という例もある。
石川県能登・加賀
見たところ、農協の存在感が大きい。1位の「社会医療法人財団董仙会」は恵寿総合病院などを手掛けるグループとなる。
福井県嶺北・嶺南
3県統合トップ50
以上の6地区の結果を独自に統合して北陸3県トップ50を出してみた。
富山県を緑色、石川県を青色、福井県を赤色で色分けしてある。内訳は富山県が23、石川県が17、福井県が10となった。