東証スタンダード上場のウイルコホールディングス(白山市)は2024年12月20日、現取締役9人のうち8人が退任し、若林圭太郎代表取締役社長がヒラ取締役に降格する人事を決めた。雇用調整助成金の不正受給などをめぐる不適切会計を受けた措置で、2025年1月30日付。
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同日の株主総会に若林裕紀⼦代表取締役会⻑をはじめ取締役8人(うち4人は社外取締役)が退任し、代わりに6人(うち社外取締役は3人)を新任、若林圭太郎代表取締役社長を再任する内容の議案を諮る。
その承認を前提に、その後の取締役会では2020年にウイルコホールディングスに入社した松浦昌宏顧問(今は取締役じゃない)を代表取締役社長に選ぶ予定となっている。
ウイルコホールディングスは現在、東京証券取引所から「特別注意銘柄」に指定されている。今後は2025年1月24日までに、第三者委員会の指摘などを踏まえた再発防⽌策をまとめた「改善計画・状況報告書」を公表する。