マクドナルド金沢新神田店、2025年2月28日に閉店/39年間の歴史に幕/これから建て替え?

マクドナルド金沢新神田店、2025年2月28日に閉店/39年間の歴史に幕/これから建て替え?

マクドナルド金沢新神田店(金沢市新神田4丁目)が、2025年2月28日19時に閉店した。営業最終日なのでランチはマックにした。

最近のマクドナルドって、黒っぽい外観の建物で、ドライブスルー待ちの車列で敷地外に渋滞が発生しないよう、車をいったん敷地内に入れて列を作らせるように設計されている。

そういう観点からいうと、金沢新神田店は個人の邸宅っぽい雰囲気で、思いっきり敷地外に車列ができるので、とりわけ土日の昼前後は渋滞することもあり、今のマクドナルドの店づくりとは大きく異なる。

もっとも、昔はこういうデザインが標準的だったような気もするが、どうだろう(詳しい方いたら教えて!)。ちなみに、タイトルにもある通り、金沢新神田店は39年間の歴史があったそう。私と同い年だ。

Xの投稿に寄せられた情報によると、建て替えて11月ごろにオープンする見込みとのこと。

マスコミでは取り上げられないけど…

新聞やテレビでは、たまに「あの名店が40年の歴史に幕」みたいなニュースを扱う。しかし、その対象は多くが個人店であって、こういったチェーン店の閉店は取り上げられることがない。

たしかに、仮にA店がなくなっても、近くのB店で同じ商品を食べられる。でも、そうじゃない。

金沢新神田店が閉店する件を私がツイート(ポスト)したところ、とても多くの反響があった。その中には、アルバイトや家族の思い出を語っている人もいた。

たとえば「初デートでマクドナルド店に行き、ビッグマックセットを食べた」場合、心に残るのはビッグマックセットの味ではなく「マクドナルド〇〇店で緊張しながら彼女とハンバーガーを食べた」みたいに、風景として覚えておくものだと思う。

だから、個人店でもチェーン店でも、高級店でもファストフード店でも、やはり思い入れのある店舗が無くなることは、それぞれに寂しさを伴う。

なのに、広く周知されず、ひっそりと消えゆくのは悲しい。

そこで今回は記録がてら、時間やエリアを超越して広がるインターネットという大海原に、マクドナルド金沢新神田店の足跡を残しておくことにした。記事らしい内容はなかったかも知れないが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

そして、金沢新神田店、長い間ありがとう。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、地元新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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