福井市内で「ホテルリバージュアケボノ」を展開するグループの「あけぼのホテルマネジメント」は、加賀市山中温泉に新たなラグジュアリーホテル「廻(めぐる)」をオープンさせる。
住所は加賀市山中温泉下谷町ニ92-1で、温泉街の南端に近いような位置となる。周囲はいくつかの旅館があるほか、住宅やアパート、個人商店がある静かな場所だ。
現地に行ってみると、傾斜地を利用して造られた既存の建物があった。現時点で特に工事は行われておらず、その準備作業も始まっていない。


調べると、もともとはNTT系の保養所「鶴仙荘」として営業されていた建物のようで、営業当時のことをつづったブログなんかも見つかる。
「廃墟検索地図」というウェブサイトによれば、2012年3月31日に閉業した。その後、再生された時期もあったらしいが、詳細は分からない。
私は敷地外から覗き込んだだけだが、少なくとも13年前から放置されているようには見えなかった。雑草の伸び具合や建物の感じを見ても、この間に誰かが手を入れたことがうかがえる。
さて、これから整備されるラグジュアリーホテルについての情報はほとんどないが、わざわざこの場所を選んだのだから、解体・新築ではなく、既存建物を改装するのだろう。NTT系の建物なら当初の建て付けもしっかりしているだろうし。
オープンは2026年ごろだろうか。
何か追加情報が分かれば続報を書きます。


