北紡、生成AIデータセンターで基本合意書/埼玉の会社と/本社工場敷地を活用へ

繊維メーカーの北紡(白山市)は生成 AI データセンター事業への本格参入に向け、エレクス(さいたま市)と基本合意書を締結した。これから両社で事業化を検討する。

北紡は本社工場の敷地内にデータセンター事業を展開する十分なスペースを持っている。既存の工場建屋を活用することでイニシャルコストを抑えるとともに、将来は再生可能エネルギーの活用も視野に入れているらしい。

発表によると、生成 AI 向けデータセンターの需要は今後も継続的に高まるとみられ、市場規模は2032 年までに世界で約15兆円マーケットに成長するという試算もあるという。

基本合意書は「市場調査と分析」「ブランディング及びマーケティング」などマーケティング分野で協力する内容を含む。そこで具体的なビジネスチャンスが浮上すれば、事業計画の策定段階へ進む。

エレクスは1993年設立で、ソフトウェアの企画・設計・開発・販売などを手掛ける。2024年10月期の売上高は16億4,500万円、純利益は1億4,300万円となっている。両社は2025年10月1日に契約を結ぶ見込み。

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