富士通(川崎市)は2022年4月1日、完全子会社の富山富士通(富山市)を吸収合併する。
富山富士通は富士通グループの社内ICTインフラ(情報システム、ネットワーク、社内データセンター)を担っている。
富士通は経営方針の中で社内DX(デジタルトランスフォーメーション)を進めることを掲げ、その手段として社内IT部門の最適化を目指している。今回の吸収合併はその一環として富山富士通を吸収し、スキルや人的資源を取り込んで開発・運用体制を強化する狙い。
富山富士通は富士通の完全子会社なので、この吸収合併が連結業績に与える直接の影響は小さいが、参考情報として、富山富士通の2021年3月期の売上高は146億円、営業利益は8億円、純利益は6億円だった。
ちなみに富士通は同じ期間の売上収益が3兆5897億円、営業利益が2663億円、当期利益が2027億円。