JR西日本は2022年3月24日、大阪ー金沢・和倉温泉の在来線特急「サンダーバード」の車内にある飲料自動販売機を廃止すると発表した。5月23日から順に営業を終え、5月末までに全ての作業を終える。
JR西は廃止の背景について「コンビニエンスストアなどの駅ナカ事業の拡充や新型コロナウイルス感染症拡大の影響」とし、乗車前の購入を呼び掛けている。
最近の主要駅では駅構内のコンビニで100円コーヒーを販売しているし、特急の停車駅ならば、自販機は駅舎やホームなどに複数ある。こうした環境が整ってきたことから、JR各社が新幹線、特急列車の車内販売を取りやめる流れとなっており、自販機の廃止も今や既定路線となっていた。
そう言えば、昔は新幹線や特急列車の中に、公衆電話が設置されている個室があったはず。いつの間にか電話機は撤去され、個室は通話スペースに変わった。
こうして消えゆく設備がある一方、新しい新幹線にはPCや携帯電話を充電できるコンセントが付くなど、ライフスタイルの変化に合わせ、これまでにない設備が加わっている。次はどこが変わるのだろうか。